「仕事や人間関係でストレスを感じると、お腹が痛くなる」
「仕事のことを考えると、お腹が張る・便秘と下痢を繰り返して」
このような経験は誰しも一度は、あるのではないでしょうか?
今回、私たちが生きていく上で決して切り離せないもの―「ストレス」について、脳と腸の関係・自律神経の働きからお話していきます。
ストレスがお腹の痛みや便通に影響する仕組み
「ストレス」と聞くと、どうしてもマイナスなイメージを持ちがちです。
でも実は、小さな幸せと同じくらい「ストレス」という存在とも寄り添いながら生きています。
仕事や家事、子育て、人間関係…
本来、ストレスとは外からの刺激に体が反応する自然な仕組みで、プレッシャーや緊張、期待、嬉しい変化にも反応します。ただし、強く感じたり長く続いたりすると、体にさまざまな不調として現れることがあります。
試験前にお腹が痛くなるのはなぜ?
たとえば試験前になると急にお腹が痛くなったり、大切な会議の前など緊張すると便通が乱れたり…こうした経験がある方がほとんどではないでしょうか?
これは決して“気のせい”ではなく、これは脳と腸がお互いに影響し合っている「脳腸相関(のうちょうそうかん)」というメカニズムが関係しているからです。
脳と腸の深いつながり「脳腸相関」
腸は「第二の脳」と呼ばれるほど、心と密接につながっています。緊張するとお腹が痛くなったり、ストレスが続くとお腹が張るのは、脳のストレスが自律神経を介して腸へ伝わっているからです。
自律神経と腸
・自律神経の役割:私たちの体には、心臓の鼓動や呼吸、消化の動きなどを自分の意思とは関係なく整えてくれる「自律神経」があります。ストレスを感じると、体は「今は消化どころではない!」と判断して、腸の動き(ぜん動運動)をゆっくりにしています。その結果、便秘になりやすくなることも。
反対に、ストレスが続きすぎて自律神経のバランスが乱れると、腸が過敏になり“下痢や腹痛”につながることもあります。
つまり自律神経は「脳の感じたストレス」を腸に伝える橋渡しなのです。
・セロトニンの関係:「幸せホルモン」として知られるセロトニンという言葉を聞いたことがあるかもしれません。
セロトニンは、心を落ち着かせる働きを持つ神経伝達物質で、心のバランスを整えてくれます。そのセロトニンの約9割は腸内で作られています。腸が乱れると、セロトニンの分泌も減り、心の安定にも影響してしまうのです。
つまり、腸を整えることは心を整えること。どちらも切り離せない関係にあるのです。
ストレスでお腹が痛い時に起こりやすい5つの症状
ストレスが続いている時、腸には様々な変化が現れることがあります。
1.便秘や下痢を繰り返す
2.食欲不振、または過食
3.お腹の張りやガスが溜まりやすい
4.なんとなく気分が落ち込む
5.免疫力の低下
などストレス反応は、お腹だけに現れるとは限りません。
イライラ・不安・眠りにくさ・疲れやすさなど、心身のさまざまな変化として現れることがあります。
「お腹の調子が悪いから腸だけ何とかしよう」と考えるのではなく、心と体を一緒に見ることが大切です。
ストレスによるお腹の痛みをやさしく整える3つの習慣

①食:発酵食品や食物繊維を味方に
食物繊維や発酵食品などを取り入れて腸内環境が整うと、ストレスに揺れにくい心が育ちます。
ただ腸のために良いものをたくさん食べればいいというわけではありません。
腹八分目を意識し、腸を働き過ぎないことも大切です。体調が悪い時は「何を食べるか」だけではなく、「食べ過ぎていないか」も見直してみましょう。
特に腹痛や下痢などがある時は、自己判断で特定の食品を大量に摂取するのではなく、自分の体調に合わせることが大切です。
②動:適度な運動
ウォーキングやストレッチ、姿勢を良くするなど、無理のない範囲で体を動かす習慣もおすすめです。
長時間同じ姿勢で過ごしている方は、時間を決めて数分立って歩いてみる、両手を伸ばして肩や背中を緩めることも取り入れてみることを意識してみましょう。
③心:リラックス・深呼吸
腸はストレスにとても敏感です。オフモードの副交感神経をオンにすると、腸はほっとします。
そして、ゆっくりと深呼吸してみましょう。忙しい毎日では、体が休んでるつもりでも、頭の中は仕事や家族のことを考え続けていることがあります。
自律神経に支配されているものの中で、唯一自分で調節出来るのが「呼吸」です。横隔膜を動かすことで肺が広がり、収縮した横隔膜は自然に元に戻ります。ゆっくり呼吸するだけで、腸はほっと緩みます。
鼻からゆっくり吸い、口からゆっくり長く吐く。まずは数回からで十分です。
呼吸は自分の意思でコントロールできるため、日常生活の中で取り入れやすいセルフケアの一つです。

そして「何でもほどほどに…」がポイント!
食べ過ぎ・頑張りすぎ・考えすぎは腸が苦手とすることです。ゆるっと
過ごす日も作ることが大切です。
ストレスと腸を整えるために「腸もみ」という選択肢
腸の状態を整えたい方に、腸もみに興味を持たれた方もいると思います。
ただ「腸もみは、どんなことをするの?」と疑問を持たれる方や抵抗を感じている方もいらっしゃいます。
腸もみは、お腹の上から優しく触れて、腸の動きをサポートする施術です。
私は、その日だけでなく数日前からの体調やライフスタイルを確認しながら、お腹の状態をみさせていただいています。
「忙しくて、いつも体に力が入っている」
「リラックスする自分の時間なんて取れない」
自分では難しい!そんな方こそ、ぜひ一度受けて欲しいと思います。
ただし、腸もみは病気を治療するものではありません。
・強い腹痛がある
・痛みが続いている
・血便がある
・発熱を伴っている
・繰り返し嘔吐する
・急激に体重が減っている
・いつもと明らかに違う症状がある
などの場合は、腹痛の原因はストレスだけとは限らないため、自己判断せず医療機関を受診してください。
セルフケアを大切にしながら、必要なときは医療の力も借りる。その両方を上手に取り入れながら、自分の体と付き合っていけるといいですね。
ストレスをなくすより「ストレスと上手に付き合える体」をつくる
私たちの生活から、ストレスを完全になくすことは難しいですよね。
仕事、家族、人間関係、環境の変化。40代、50代になると、自分のことだけではなく周りの人のことまで考える機会も増えてきます。だからこそ大切なのは、「ストレスをなくすこと」ではなく、「ストレスを感じたときに、どう自分の心と体を休ませることができるか」だと私は考えています。
ストレスは、マイナスなイメージが強いと思われていますが、脳と体の正常な反応なのです。ストレス反応は、人間が生き残るために必要な生理的反応です。これらは成長・集中力・意欲を高める働きがあります。むしろ少しのストレスは、私たちを動かす力になるのです。
ストレスをなくすことより、ストレスとの距離を調整できると、心も体も安定していきます。
腸は自律神経と深くつながっているので、腸が整うと、ストレスに対する受け止め方そのものが柔らかく変わります。


腸もみサロンtsumuguより
ストレスをなくすよりも、ストレスと上手に付き合える心と体を育てることが大切です。腸を整えることで、心はぐっとしなやかになります。tsumuguでは、腸をやさしくほぐしながら、心のバランスを整えるお手伝いをさせていただきます。
現在、無料体験を実施中です。
「腸もみってどんな感じ?」「自分に合うのかな?」そんな方にも、気軽に体感していただける機会です。
ぜひこの機会に、あなたの腸が喜ぶ「やさしい時間」を体験してみてくださいね。心と腸、どちらもふんわりほどけていく感覚を感じていただけますように。








